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素敵な街に出逢う
VOL.07

今、注目の京都駅西部エリアを散策

JR「丹波口」駅界隈で、京都の“新旧”を愉しむ

「京都水族館」や「京都鉄道博物館」が誕生し、JR嵯峨野線の新駅開業や京の食文化発信拠点である「京都市中央市場」のリニューアルが予定されるなど、“京都の新しい顔”として、ますますの活性化が期待される「京都駅西部エリア」。その中でもJR嵯峨野線「丹波口」駅界隈は、京都の歴史・文化にふれられる魅力的なスポットが点在しています。また、先進的なビジネス空間「京都リサーチパーク」をはじめ、「KYOCA Food Laboratory」や「itonowa」といった新しい複合施設もあり、京都の新旧の魅力がそろっています。休日のお散歩にも最適なJR「丹波口」駅界隈へ、おでかけしてみませんか。

京都リサーチパーク

JR「丹波口」駅界隈はどんな街?

JR「京都」駅へ1駅3分、四条烏丸から約2.4㎞圏内にあり、京都中心部へのアクセスが便利な街です。先端企業が集う「京都リサーチパーク」をはじめ、京の台所「京都市中央市場」や「梅小路公園」などがあり、レストランやカフェも充実しています。また、周辺には「イオンモール京都五条」や「京都市立病院」などがあり、生活するにも便利。中心部とは違って落ち着いた住環境が整っているため、京都における“住む街”としても、注目したいエリアです。

京都リサーチパーク前

  • 京都の歴史・文化にふれる
  • 丹波口界隈の今も愉しんで

花街の面影を感じる「島原」を散策
JR「丹波口」駅から東へ歩いて約5分。江戸時代に、歌や舞を伴う遊宴の街「花街」として発展した島原を散策してみましょう。島原には、東の玄関口「島原大門」をはじめ、太夫や芸妓を派遣する置屋の「輪違屋(わちがいや)」、現在の料亭にあたる揚屋(あげや)であった「角屋(すみや)」が点在し、往時の面影を偲ぶことができます。また、焙煎所を持ち、こだわりの珈琲が愉しめるカフェなどもあり、散策の途中にぜひ立ち寄ってみては。

1641年、六条三筋町から現在地に花街が移転。以来、島原の正門となったのが「島原大門」です

島原では、和歌俳諧などの文芸活動が盛んに行われ、京都文化の中心的な役割を果たしていました

新撰組の刀傷も残る「角屋もてなしの文化美術館」
島原に残る貴重な建物「角屋」は、平成10年から「角屋もてなしの文化美術館」として建物内部を公開※し、所蔵美術品などを展示しています。揚屋建築の唯一の遺構として、国の重要文化財にも指定。江戸時代の饗宴・もてなしの文化を今に伝えています。饗宴のために造られた大座敷や庭、茶席、広々とした台所などを見ることができ、与謝蕪村の作品など貴重な文化財も所蔵しています。
※2階座敷は事前予約による特別公開

角屋もてなしの文化美術館の外観。近世初期の京町家で広く使われた格子造りを見ることができます

幕末には勤皇派・佐幕派いずれもが会合の場に使ったといわれ、玄関脇に新撰組の刀傷が残されています

臥龍松の庭を望む「松の間」。毎時10分・30分・50分に角屋と島原に関する解説を聞くことができます

京都市指定名勝の「臥龍松の庭」。座敷や庭などのすべてが社寺の書院、客殿と同等のしつらいに

焙煎所・カフェバーを備えた
趣深い「きんせ旅館」

島原散策の途中で立ち寄りたいのが、島原大門のほど近くにある「きんせ旅館」です。現在カフェバーとなっている1階には、折上格天井やステンドグラス、アンティーク家具など、和と洋が融合した居心地のよい空間が広がります。京都で評判の「IWASHI COFFEE」の焙煎所もあり、焙煎したての香り高いコーヒーや特製ケーキ、多彩なお酒も楽しめます。

大正時代に旅館となり、現在も1日1組限定で宿泊を受け付け。1階には、発色が美しい泰山タイルの意匠が随所にあり、貴重な「乱貼り」は必見です

大正時代、ラウンジとして使われていたというカフェバー。月に2回ほど、ジャズや弾き語りのライブも開かれます

厳選豆を丁寧に自家焙煎する「IWASHI COFFEE」のコーヒー。月替わりで楽しめる「Cup of Excellence受賞豆珈琲」がおすすめです

“だし”の試飲などもできる「京の食文化ミュージアム・あじわい館」
島原散策を愉しんだら、JR「丹波口」駅の西側へ。日本初の中央卸売市場「京都市中央市場」内にある「京の食文化ミュージアム・あじわい館」に立ち寄ってみましょう。都としての長い歴史の中で洗練されてきた京料理や、旬の野菜などを使ったおばんざいといった、さまざまな「京の食文化」を、見て・作って・味わって学ぶことができます。

平成25年4月にオープン。プロによる料理教室や講演会なども開催

季節のおばんざいレシピをはじめ、京都五大料理や京菓子、器など多彩な展示を見学できるほか、京都の物産品を集めたお土産コーナー もあります

カツオや昆布の “だし”の試飲や、市場ならではの新鮮な果物のフレッシュジュースの試飲コーナーも
※いずれも無料、無くなり次第終了

角屋もてなしの文化美術館
京都市下京区西新屋敷揚屋町32 TEL.075-351-0024
[開館期間] 3月15日~7月18日、9月15日~12月15日 [時] 10:00~16:00
[休]月曜(祝日の場合は翌日) [料]大人1,000円 ※2階特別公開は事前要予約(料金別途800円)、見学時間は公式サイトを参照 公式サイト

きんせ旅館
京都市下京区西新屋敷太夫町79 TEL.075-351-4781
[時] 15:00~21:30LO  [休]火曜 公式サイト

京の食文化ミュージアム・あじわい館
京都市下京区中堂寺南町130 京都青果センタービル3階 TEL.075-321-8680
[時] 8:30~17:00 [休]水曜(祝日を除く) [料]入館無料 公式サイト

新しい産業を創るイノベーション拠点「京都リサーチパーク」
JR「丹波口」駅の西側に、この街のシンボルエリアともいえる「京都リサーチパーク」があります。産学公が連携して新しい産業を創出し、地域の産業を発展・活性化させることを目的に1989年にオープン。全国初の民間運営によるリサーチパークとして誕生し、大阪ガス都市開発グループが運営しています。現在、約400もの企業・機関が集い、イノベーション拠点としての役割を果たしています。

BOOK&CAFEスタイルの「平和書店TSUTAYA京都リサーチパーク店」や「スターバックスコーヒー」などもあり、人気のカルチャースポットになっています

「京都リサーチパーク」には、大阪ガスのショールーム「ディリパ京都」や、プールを備えたフィットネスクラブ「コ・ス・パ京都リサーチパーク」なども

毎年、「KRP-WEEK」を開催し、子ども向けの教室なども実施。ほかにも、さまざまなイベントや講演を随時開催しています

「京都リサーチパーク」には
話題のカフェ、レストランも

京都リサーチパーク内や周辺には飲食店が充実し、休日散歩のランチやディナーに最適。中でも「肉が旨いカフェ」をコンセプトにした「NICK STOCK 京都リサーチパーク店」がおすすめです。カフェとしての美味しいコーヒーやスイーツはもちろん、自慢の自家製極太ソーセージを使ったホットドッグをはじめ、ジューシーなステーキやハンバーグなどの本格肉料理を朝から晩まで楽しめるのが魅力。さまざまなスタイルに合わせて、コーヒー1杯からでも気軽に利用できます。

京都リサーチパーク西地区の8号館、五条通沿いにある「NICK STOCK 京都リサーチパーク店」

名物ランチの「サービスサーロインステーキランチ」は毎日10食限定。赤身の旨みたっぷりのお肉が味わえ、1,000円(税別)とリーズナブル価格も魅力です

アメリカ西海岸のカフェをイメージした開放的な雰囲気のお店。ソファでゆったり過ごせるテラスもあります

カフェや雑貨店、ギャラリーが集う「itonowa」。食とデザインをテーマにした複合型施設「KYOCA Food Laboratory」
JR「丹波口」駅界隈には、ほかにも魅力的な複合施設があります。島原の文化交流スポットとして誕生した「itonowa」は、オシャレなコーヒースタンドをはじめ、アンティークや多肉植物、雑貨などを扱うショップが集まり、足を運んでおきたいスポットです。また、梅小路公園北側にあり、京都市中央市場に隣接する京果会館が、「食とデザイン」をテーマとした商業施設「KYOCA Food Laboratory」にリニューアル。イタリアンをはじめ、さまざまなジャンルの飲食店のほかに、スイーツのお店やベーカリーもそろっています。

「itonowa」は、島原大門から東へ約350mの場所にあり、築100年以上の京町家を改装した「GOOD TIME COFFEE」が目印

糸でつながる33mのマーケットをコンセプトに、2軒の空き家を活用している「itonowa」。現在、8つのショップ・ギャラリーが集まっています

「KYOCA Food Laboratory」の1階には、薪窯で焼く本格ピッツァが味わえる「メルカート」など、多彩なレストランがあり、2階にも飲食店が充実しています

「KYOCA Food Laboratory」の1階にある青果店「マイファーマー」。全国の有機農家の野菜や果物などフレッシュな品が並び、量り売りのコーナーも

話題のスポットがそろう
「梅小路公園」

JR「丹波口」駅界隈で訪れておきたいのが「梅小路公園」です。広々とした芝生広場や水遊びができる河原遊び場などがあり、四季の移ろいが楽しめる市民の憩いの場に。秋には紅葉に染まる朱雀の庭が必見です。また、園内には国内最大級の内陸型水族館「京都水族館」があり、国内最大級の鉄道博物館「京都鉄道博物館」も隣接。1日では遊び尽くせないほど、魅力の詰まったエリアとなっています。

梅小路公園内の朱雀の庭(入園200円)。平安建都1200年を記念し、長年にわたり培われてきた京都の作庭技術・技法を駆使して誕生

京都水族館は、イルカやアザラシ、ペンギンなどが見られる12のエリアで構成。「京の海」では、多種多様ないきものが暮らす豊かな京の海が再現されています

京都鉄道博物館では、SLや新幹線など53両もの貴重な実物車両を展示。蒸気機関車の体験乗車や運転シミュレータなど体験型展示も充実しています
画像提供:京都鉄道博物館

京都リサーチパーク
東地区:京都市下京区中堂寺南町134 西地区:京都市下京区中堂寺粟田町90~94
公式サイト

NICK STOCK 京都リサーチパーク店
京都市下京区中堂寺粟田町90 京都リサーチパーク8号館1F TEL.050-7534-2350
[時] モーニング9:00~11:00 ランチ11:00~14:00 ディナー14:00~23:00(22:30LO) [休]不定休 公式サイト

糸でつながる33mのマーケットitonowa
京都市下京区突抜2-357
[時] 11:00~20:00 [休]水曜 ※ショップにより営業時間・定休日は異なる 公式サイト

KYOCA Food Laboratory
京都市下京区朱雀正会町1-1
[時] [休] 店舗により異なる 公式サイト

マイファーマー
京都市下京区朱雀正会町1-1 KYOCA Food Laboratory1F TEL.080-8939-7143
[時] 10:00~19:00 [休]水曜 公式サイト

梅小路公園
京都市下京区観喜寺町56-3 TEL. 075-352-2500
[時] [休][料]散策自由 ※朱雀の庭・いのちの森は9:00~17:00(最終入園16:30)、月曜休園(祝日の場合は翌日休)、入園料200円(小学生以上) 公式サイト

京都鉄道博物館
京都市下京区観喜寺町 TEL.0570-080-462
[時] 10:00~17:30(入館は17:00まで) [休]水曜(祝日は開館)、年末年始 [料]一般1,200円 公式サイト

京都水族館
京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内) TEL. 075-354-3130
[時] 10:00~18:00(入場は閉館1時間前まで) [休]無休 [料]一般2,050円 公式サイト

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